長いぞ、今回は。

 ともだちと、ご飯食べたよー。

 テレビに田原総一郎が出てるー。僕と名前がとても似ています。どうでもいいですね。

 テレビに向井理が出てます。かっこいいですねー。


 書くことないよおおお!!

 みなさんも飽きてきたでしょうけど、僕も飽きてきましたよ「書くことがない」と書くことに。
 でまた、「書くことがない」ってなってから、もう何十日もたってるわけで、そこからまた「飽き」を超えて、なにかが生まれてくるかっていうことを模索しているのだけれど、何も出てこないし、ただただ「書くことない」という思いが切実になってきているのを感じます。

 もともとは、「書くことがない、書くことがない」と書いているうちに、「書くことがない」ことについて書くことが日本で一番うまい学生になれるんじゃないか、などという目論見もあったのです。ほら、小さい頃から、「なんでもいいから一等賞になりなさい」って言われて、育ってきたじゃないですか、われわれは。だから、競技人口が少なそうな、「書くことがないことについて書く」界で一等賞を目指したのですが、そこには「書くことがないなら書かなければよい」という矛盾が厳然と立ちはだかっていて、ようは「書くことがないことについて書く」界で生きていくにも強靭なスタミナと金銭的余裕(あるいは金銭的見返り)が不可欠だなあと思って、絶望しつつあります。
 で、その方向性を絶たれた今、というか絶望してしまった今、何が書けるかなあと、考えた時に、ブログ書いてる場合じゃないなあと、思ったりします。野暮なことを書くと、今、大学がテスト期間みたいな感じで、発表とかテストとかレポートとか、いろいろあるのです。体調も、回復したとはいえ、万全とは言い難い。そのなかで、もう、書くことはもちろんないし、書くことがないことについて書くのも疲れたし、なんだかなあ、と思っています。ぶっちゃけ楽しくないんですよお。

 あ、そういえば、前に自分のなかでボツになった記事があって、その内容の一部を引用します。以下に。全文挙げないのになんで載せるかというと、たんに前後は関係ない話をしてたからです。これからのこのブログの方向性を示すものとして、のっけてみるのも面白いんじゃないかな、と思ったから載せます。

 このブログに関しては、前から書いている通り、僕は、別にみなさん誰も読んでない、っていうていで書いてますから。とくに、実際の僕の知り合いに関しては。このブログ、アクセス解析見れないので、こっそり読んでてもばれませんから、安心して。あ、宣言しときますけど、僕は、誰が読んでて誰が読んでないとか、一切気にしてませんよ。コメントなど、楽しく陽気に「読んだよ」って言ってくれたら喜ぶし、感想を教えてもらったり、反論だったり、本当にうれしいしたのしい、そのために書いてるくらいのものなんだけど、僕に悪口を書かれた人に「ねえ、ブログ読んだんだけど…」って因縁をつけられても「なんで人のプライベートを書きつづったブログを本人に言わずこっそり読んでるの、気持ち悪い」って顔、します。だから、気に食わなかったら「読まない」、これでお願いします。そのへんのことは寒いなんかにも書いてます。てか、とりあえず、みなさんにおかれましては、黙って読んだら良いと思います。そのほうが、立場としては強いから、気持ちがいいでしょう。僕も、読まれてると知ったら、その人のこと悪く書けなくなっちゃって、窮屈なんです。僕は憲法にある言論の自由なんてあってないようなものじゃんって思ってて、もうこれ以上、憲法なんかより圧倒的な力を持つ謎の「空気」みたいなものにとらわれたくないのです。ちなみに、一度読んだって言ってても、「あれから読んでない」って言っときゃ良いんですよ。で、そういう人は、実際目の前にいる僕だけを信じてください。全てを知られて大丈夫でいられるほど強くはないし、全てを知られずに分かり合った顔ができるほど弱くもないんです。だからこう、僕より優秀な頭脳を持つ皆さんが、このブログの「読んだ」「読んでない」を使い分けて、僕はそれを信じることしかできないっていう状況を作って、そのうえでコミュニケーションをとっていこうよ、という気持ちはありますよね。僕に言わずこっそりこのブログを読んでるみなさんの、ストーカー気質の変態性と、僕の、面と向かわずネットの片隅に人の悪口を書きつづる醜悪さ、そのお互いの狡猾さで「おあいこ」、っていうことにしたいのですね。だから、よほど僕に好かれてる、っていう自覚がない限り、読んだ、っていう報告をしてこないでください。で、黙って読んでる気まずさと、そんな自分の気持ち悪さに、悶えてくださいね。
 あと、こういう会話も含めて、面白がって話ができる、っていう人以外は報告しないで。えーと、分かってもらえたでしょうか。

 そのうえで、ぜひ、コミュニケーションとっていきましょうぜ。「毎日読んでる」って言ってくれてる人に関しては、僕の中でもう勝手に「殿堂入り」になってますので、死ぬまで一緒です。よろしくお願いします!

 まあ、どうでしょう、これもだいぶ落ち込んだ時に書いていたんだろうなあという荒々しい感じですが、書いていることは納得できるので、引用しました。というか、書いてるのは自分なんですけど。このブログも、やっとこのブログの文化というか色みたいなものが見えてきた気がしていて、それはとても収穫のあることで、嬉しいです。書くほうも、読むほうも、楽しみ方が少しずつ変わっていっても面白いですね。


 話は変わって。
 坂井修一という人物はご存じでしょうか。

 ご存じではない方のために。アマゾンの著者紹介から引用しますね。

1,2は同一人物です。

1.情報理工学者
東大卒(1981)。東大大学院博士課程修了、工学博士(1986)。電総研(現産総研)、MIT、筑波大学などを経て、現在、東大情報理工学系研究科教授。専門は情報システムとその応用、特に計算機アーキテクチャ、並列処理、スケジューリング、省電力情報処理、ディペンダブル情報処理。情報処理学会研究賞、同論文賞、日本IBM科学賞、市村学術賞、IEEE Outstanding Paper Award、Sun Distinguished Speaker Award、元岡記念賞、大川出版賞など受賞。著書『論理回路入門』、『コンピュータアーキテクチャ』、『実践コンピュータアーキテクチャ』、『知っておきたい情報社会の安全知識』、『ITが守る、ITを守る —天災・人災と情報技術—』。情報処理学会フェロー。電子情報通信学会フェロー。人工知能学会、IEEEACM各会員。日本学術会議連携会員。

2.歌人
1978年「かりん」入会と同時に作歌開始。歌集『ラビュリントスの日々』(現代歌人協会賞)、『群青層』、『スピリチュアル』、『ジャックの種子』(寺山修司短歌賞)、『牧神』(茨城県歌人協会賞)、『アメリカ』(若山牧水賞)、『望楼の春』(迢空賞)。評論集『斎藤茂吉から塚本邦雄へ』(日本歌人クラブ評論賞)、『世界と同じ色の憂愁』。その他、『鑑賞・現代短歌 塚本邦雄』、『ここからはじめる短歌入門』、『現代短歌文庫 坂井修一』。「かりん」編集委員。「NHK短歌」講師。現代歌人協会理事。日本文藝家協会日本歌人クラブ会員。

http://www.amazon.co.jp/%E5%9D%82%E4%BA%95-%E4%BF%AE%E4%B8%80/e/B00461GZ9Yから引用)


 なんか、世の中で「すごい人」とされている人たちの二倍くらいは「すごい人」ですよね。僕は、純粋に二倍すごい、とは思いませんけど(1.1倍くらいすごい、かな)。この人はいま、NHK短歌の選者もやっていて、坂井さんの週は、やや口語的で、ユーモアのある歌が選ばれてるなあという気がします。たぶん投稿者も、坂井さんの好みを分かって投稿しているんだと思いますけど。
 で、先週のNHK短歌の放送で、ゲストに瀬名秀明さんが来ていて、二人が「科学と文芸」について話しているのを聞いて、非常におもしろかったです。瀬名さんは小説家でありながら、実は東北大学大学院で薬学の博士号を取得している「理系の人」で、科学を題材の一つにして小説を書いている人。まさに「文理両道」の二人が話をしているNHK短歌は、僕の中で永久保存版になりました。途中、坂井さんが「科学をやりながら文芸をやるのは、ごく自然なことだと思う」と語っていて、なるほどなあ、と思ったよ。坂井さん、来年度は選者から降りるらしくて、残念です。

 番組を観ていて、思ったこと、持論を少々。文芸っていうのは、小説でも短歌でもそうだけど、「切り取り方」の枠組みなのかなあと、思うときがあります。それによって何を切り取っても構わないし、その対象は科学でも、科学的なものの見方でも、いいんだと思います。試しに言ってみると、小説はパノラマカメラで、短歌はマイクロカメラなのかもしれないなあ。パノラマカメラの扱い方を知っていても、自分だけが知っている良い景色や、あるいはそこに行く手段を持っていないと、カメラだけでは意味がないんですな。
 僕も、小説や詩や短歌を書くのが趣味なんですけど、なにか自分のなかで題材を見つけた時、普通のデジカメを持って撮ろうとすると、「あれっ」と思うことがあって。普通のデジカメっていうのは、こういうブログなんですけどね。で、「あ、これはデジカメで撮るやつじゃないや!」ってなって、マイクロカメラや、トイカメラを持ち出してきたりする。短歌とか、詩とかですね。そういう面白さがあるのかなあと、思ったりします。どのカメラを持ってくるかなあ、っていう作業が、楽しかったりするんですね。どのカメラで撮っても面白そう、っていう題材もあるので。あるいは、どれで撮るのがベストか、っていう見極め、みたいな。

 そろそろ長くなりすぎたので寝ます。おやすみなさーい。ごちゃごちゃしててごめんなさい。