ギリギリボーイズ

 今日は科目登録の準備をしてきました。僕は本来真面目な人間なので、四年生を迎える今の今まで「楽単」「ハマり」みたいな大学生用語を敬遠し、自分の学習意欲の赴くままに授業を履修してきたのですが、そのようにして履修した授業をきちんとまっとうできるほど、つまりドハマり授業の単位をきちんと取れるほどには、真面目な学生ではなかったわけで、さまざまなツケが回って、「プライドをとるか、卒業を取るか?」みたいな状況になってしまったのでした。で、卒業を取ります、と、それだけの話です。

 もう、今日は、明日の勉強とかエントリーシートとかいろいろあるのですが、昨日みたいな記事を書いた手前やすやすと記事を落としていいものか、みたいな葛藤が自分のなかにありまして、書かせていただいております。
 毎日書いていて思うことは、その日によって「昨日書いたのがもうずっと昔の話のようだ」と思う、つまり充実した一日を過ごしたあとと、「昨日書いてからまだ一時間も経ってないのに書いてる感覚だ」みたいな、これはほぼ家にいた時でしょうけど、その二種類があるのですね、このブログを書くときの感覚として。で、今日なんかは、昨日の記事を書いてから随分経っているなあという気がするのですが、じゃあ何をしたか、というと、さきほど書いたような科目登録の準備だけっていう、それはどういうことかというと、これがなかなか大作業で、いったいどのような履修計画を立てることが健全な就職活動、ゆくゆくは卒業に繋がるのか、考えに考え抜いたわけですね。いやはや。

 今日、ちょっといつもよりテンション低めで書いてるんですけどね。多分、キャンディーズの『微笑み返し』聴きながら書いているからですね。キャンディーズは、これと『年下の男の子』くらいしか知らないですけど、ほんと、いい曲ですね、どちらも。たしか人気を二分していたと思われるピンク・レディーって、ほとんどの楽曲が阿久悠の作詞でしたけど、キャンディーズはわりといろんな人が作詞してますね。安井かずみなんかも作詞してるんだなあ。安井かずみといえば、僕の中で、『バラの恋人』ですね。っていうか、それしか思い浮かばないんだけど。『あの素晴らしい愛をもう一度』を作曲した、加藤和彦さんの奥さんですね。加藤さんは何年か前に自殺してしまいました……。

 ここまで書いてきて思ったんだけど、これほどまでウケを狙わない記事を書くのは初めてかもしれない。いつも、なんかこう、自分の書いたものを俯瞰して読んでいるもう一人の自分がいて、「そろそろひと笑い挟まないと」みたいな謎の強迫観念が湧きあがるものなのであるが、それがない、今日は。なんだろう、穏やかな気持ちなのか、心が無になっているのか。たぶん、昨日も書いた『ニッポンで笑う』を読んで、面白すぎたので、なんかこう、自分なんかがウケを狙うのはあさましい、そんな気持ちになっているのかもしれない。昨日から電車の中で読んでいるのですが、たぶん、傍から見たらめっちゃ気持ち悪いと思う。しょっちゅう吹き出して笑っているから。こればっかりは、僕が気持ち悪く笑っているのを見て、「あの本面白そう」と思ってもらえれば一興というか、いちファンとして、売り上げに貢献できれば、みたいな謎な気持ちがあるのだ。仕方がない。

 ああ。まだ今日は眠れない。いろいろやることがあるから。ここまでの記事を圧倒的な短時間で書きあげている。我ながらすごいと思う。ここまでくるのに20分くらいだ。ただでさえタイピングが遅いのに、このペースはすごい。自分のなかの「早く寝たさ」を感じるし、実はさっきまで電話をしていたのであるが、「なんで僕は楽しい電話の時間を切り上げてこんなむなしいブログに文字を羅列しているのだろう」という気持ちも実はある。気難しい奴だと思う、我ながら。

 それではまた明日!