永遠の永遠の永遠

 大学四年生の夏も終わりに近づいてきて、大学生活の総括をすると同時に、春からの会社勤めに備えなければならない。このブログのようにふざけたことも、なかなか書く気になれない。だんだんと、時間が無くなってきているからだ。

 なんどもブログを書こうとして、この編集画面に来ては、手が止まってしまった。

 自分がつまらない人間になってしまったのかどうかは、わからない。もともとつまらないよ、という声もなきにしもあらずだろう。しかし、僕はこのブログ、めっちゃ面白いと思っている。そして、これからも同じような路線で面白いことを書いていけるかというと、微妙だと思う。

 やはりすべては、過去に吸い込まれていく。

 先日、ひとつの記事を消した。自分語りが度を過ぎた記事があったからだ。このブログを始めてから、一度書いたものを消したのは、初めてのことだった。タブーはある。それは国家とか天皇とか大企業とか、そういうものではなくて、僕たちの極めて身近にある。そういう色々なタブーが、やはり大人になるにつれて少しずつ増えていった(若者が大きなタブーにぶつかっていけるのは、身近なところにあるタブーがまだ少ないからだろう。そしてそんなものはあってもなんの自慢にもならない)。人のことを悪し様に書くのには、エネルギーが必要だ。そのようなエネルギーが無くなっていったのと同時に、再び燃やしていく意味も分からなくなっていった。いや、今後とも是非燃やしていきたいが、当分は難しいように思う。

 こうして、無理に書き連ねていこうとすると、ほとんど意味が分からなくなっていく。

 僕は何を書きたいのか。

 やはり最近考えていることを書きたい。というか、最近考えていることしか書けない。

 最近考えているのは、春から勤める会社(というか世間一般の「会社」そのもの)のことだったり、恋愛のことだったりすることが多い。やはりそういうのは、書けない。遠慮がある、というより、色々なエクスキューズを付けながら、書くとすると一つの文章の中で誤解に対する緊急回避を何度も繰り返さなければならない、というのが、非常に非常に面倒くさい。やはりそれがブログというものの免れない苦痛である。

 それと、僕だって、真に悶々としたものをブログにのっけようとは思わない。ここにのっけられるのはせいぜいジャブ級の、悶々のジャブ、悶々ジャブといった類のものだ。そのかわり、ここでは爽やかなエンターテインメントを志向している。つまり、面白さに関しては一級品だと思っている(馬鹿みたいな顔してこう言いきれるのがこのブログのいいところである)。
 そして、真に悶々とした、この間消した記事のような、さらに、いま頭の中で考えているほとんどすべてのことは、もっと違ったかたちで発露させ、解消されるべきだと思っている。

 どうだろう、僕の悶々をおわかりいただけたであろうか。悶々について語るのもやはりジャブ級の悶々トーンじゃないといけないと思ったので、むやみに行間を空けつつ書いてみた。だからなんだって話だが。

 それではみなさま、良い三連休を!